いのちと象徴

「いのちと象徴」という言葉から、アメリカ旅行での体験を思い出した。
オレゴン州のクレーターレイクは、この世のものとは思えないほどの深く青い湖だった。
「世界一の透明度を誇る澄み切った水は、すべての色の光を吸収し青い光だけを反射する」とのこと。
心静かにしばらく眺めていると、突然『孤独』という言葉が浮かんだ。
自分の課題は『孤独』を受け入れることだと感じた。
そして『孤独』とは寂しく不安なものではなく、むしろ堂々とした逞しさというイメージが自分の中に大きく広がり、それを受け入れる挑戦は冒険心を掻き立てられるようでぞくぞくとした。

ガイドをしてくれた現地の人がクレーターレイクにまつわるお話をしてくれた。
「二人の勇者、シャスタ山に住むスケルとマザマ山に住むレオが戦い、スケルが勝利。
スケルは、平和と静寂を願ってマザマ山を湖に沈めた。」というようなストーリーだった。

その翌日カリフォルニア州のマウントシャスタを登頂し、クレーターレイクで味わった感覚を再体験しつつ、日常のあれこれと感情などについても思いめぐらせたりしているうちに、清々しくこころが晴れ渡り、『孤独』を生きる覚悟が決まった。

この一連の体験は強烈なインパクトとして残っており、10年以上経ってもイキイキと思いだせる。
私にとってクレーターレイクとマウントシャスタは『孤独』の象徴と言えるかもしれない。
一言で『孤独』と言っても、頼もしさや逞しさ、勇者、平和と静寂、すべての色を吸収して青だけを反射すること、冒険の始まりなどなど、言葉では言い表しきれないニュアンスを含んでいる。

プラグインからカスタムフィールドなどの情報